製造工程

混打綿:原料の混ぜ合わせ+ゴミなどの異物除去

カード(梳綿機):ブレンドマットからエア搬送された綿を、細かい無数の針の間を通し、あたかも、くしで髪を梳くかのようにし、繊維の方向をそろえて太いロープ状のもの(スライバーという)を作る。また、前工程で除去されなかった不要物や糸にならない短繊維、未熟繊維等を取り除く。

練条機:カード機でつくられたスライバー8本から10本を引き延ばしながら1本のスライバーにすることにより、より均一なスライバーにする。ここで繊維の向きは更に一定方向にそろえられる。

粗紡機:練条スライバーを撚りを加えながら更に引き延ばし(ドラフト)、細い紐状のもの(粗糸という)をつくる。

精紡機:粗糸を更にドラフトし、指定の太さにすると同時に指定の撚りを加え、更に生産品目により特殊な加工(機械的な斑をつくる、ゴム糸と合わせる等)を施す。ここで出来たものを管糸という。

巻糸(ワインダー):管糸をオーダーされた長さ、形状に巻き直すとともに、糸の欠点部分を自動的に切断、除去する。

荷造り(出荷):きれいに梱包して納品先へ出荷。
(染め工場や織り工場へ)